風帯
- 説明
- 天地の天の部分の幅を三等分した境目に天の長さだけ下げた部分。
中国では 驚燕 とも 払燕 とも呼ばれ、この名前の由来は、燕は紙を怖れるので、画面に紙条を付けておくと燕が近寄らなかったところから来ているそうです。
現代日本では、三段表装・仏表装には付けて、丸表具(袋表具)には、付けないことがほとんどです。
風帯は、一文字または中縁と同じ裂地を使用する場合が多いです。
ぶら下がっているものを垂風帯(さげふうたい)、下げないで天に張りつけたものを押し風帯または張り風帯といいます。
Last-modified: 2004-05-26 (水) 16:53:52 (JST) (7486d) by web-master